定電流電源 写真だすほどのものではないですね。

ジャンクのビデオデッキの、電源トランス17V(整流後で23V)と放熱板、ブリッジ整流器、ありあわせのコンデンサ。
購入したのは100円のLM317と2W抵抗だけです。
けっこう、定電流電源をどう作ったらいいのかという問い合わせがあるので、少し書いてみます。
この辺は、基本的なことなのでネットで調べるなりすればいろいろ出てきますので、そっちも参照してください。
定電流は電流の制限ということなので、簡単には負荷や電源電圧が変化しなければ抵抗1本で電流を制限するものも定電流回路に近いです。

電源電圧が20Vとして、鉛12Vバッテリーを充電するとします。端子電圧が12V−15Vまで変化すると流れる電流は、バッテリー端子電圧12Vのときは、抵抗両端にあらわれる電圧は8Vですから、抵抗を10Ωとすると、E=IR から 8/10=0.8Aとなります。充電が進みバッテリー電圧が15Vになると、5/10=0.5Aです。
電源電圧が大きいほど負荷の電圧変化による電流の変化は少なくなりますが、抵抗で消費する電力が大きくなってしまいます。
電源電圧が20Vの時の抵抗で消費する電力はバッテリーが12Vの時は、8x0.8=6.4Wです。10Ω10Wていどのセメント抵抗でもつければOKとなります。電流を減らすには抵抗値を大きく、電流を増やすには抵抗値を小さくすればいいわけですね。
電源電圧が20Vですから、バッテリー端子電圧が20Vになると→抵抗の両端電圧が0V→電流0A、となります(バッテリーの起電力が20Vになるわけですから、これはあり得ないですが)。これが一番簡単な電流制限付きで充電電圧を20V近くまで上げられる回路です。ノートパソコンの充電器などで直流20V2Aとかあるなら、これが簡単。
実際の充電器でも電源電圧はトランスにおまかせで抵抗1本を出力に繋ぐとほぼ定電流で充電できますし、バッテリー電圧が上がると電流が急に減るので、定電流定電圧充電となります。安価な充電器では多い充電回路らしいです。トランスの整流出力をほぼ15Vとしてトランスの電流容量により数Ωの抵抗が入ります。
このような充電器なら大容量のバッテリーにつないでも電流が流れすぎないので充電可能です。問題は充電に時間がかかることぐらいです。
考えてみると、密閉型バッテリーも出力にシリコン・ダイオードを1つか2つ直列にいれれば順方向電圧降下で安い開放型のバッテリー充電器で充電できそうですね。
抵抗を入れるだけだと電流値が電圧により変化してしまうのでトランジスタやICを使って電流を一定にすることも可能です。閉塞バッテリーのブレイクだけなら一定にする必要はないのですけど、時間で充電する場合に充電の計算がより正確になります。
素子も安く簡単なLM317ですが、データシートのP.15、一番下の使い方が簡単です。
http://www.national.com/JPN/ds/LM/LM317.pdf

抵抗の値は、Vref=1.25V(データシート参照)から、0.5Aながす場合は、1.25/0.5=2.5Ωとなります。2W程度の抵抗でいいでしょう。
LM317そのものの電圧降下があるので、電源電圧−3V程度が出力電圧の上限となります。
VinとVoutの電圧に差があるほど発熱が多くなりますから、写真程度10x10cmの放熱板が必要ですし、素子と放熱板を絶縁しないと放熱板に+が出てしまうので注意してください。
これ以前の整流などの電源の作り方は、ネットででも調べてみてくださ〜い。